山口組外傳:九州進攻作戰的劇情簡介· · · · · ·
夜桜銀次こと平尾國人と、石野組々長・石野一郎は、愚連隊時代からの兄弟分であった。昭和三十二年三月、別府市で開催される博覧會の施設の利権をめぐって、新興石野組と舊勢力阪口組が対立した。銀次は石野が阪口組に狙撃され、重傷を負ったために、阪口組幹部を殺害し、內妻のふさ子を伴って九州を脫出、大阪の柳川組々長・大東武司の許へ身を寄せた。そんなある日、パチンコ店で暴れていたチンピラ真三を引きとった銀次は、何かと面倒を見るようになった。昭和三十三年三月、石野は神戸兵藤組三代目・田岡一雄の盃をうけて若衆となり、兵藤組の力を借りて北九州製覇を企んだ。しかし、兵藤組七人衆の山地行雄、関本貫一、吉村弘、郡司正一らに低姿勢な西野を見た銭次は、彼の真意が理解できず、不愉快だった。急速に勢力を拡大してきた元達文率いる大阪雙竜連合會は、大阪市內いたるところで暴虐のかぎりをつくしており、ついにクラブで遊んでいた田岡一雄に徐甲竜ら天竜會組員が喧嘩を売り、兵藤組と雙竜會は真っ向から対立することになった。兵藤組系の柳川組、石野組をはじめとしてえりぬきの精鋭が秘かに大阪に集結した。そんな時、しばらく消息を絶っていた銀次が現われ、野獣のように雙竜會の子分を傷めつけていった。やがて、郡司が徐を倒したことによって、この抗爭も終結した。元達文が全面降伏をしたのである。警察當局の厳しい追求から逃れ、銀次は、博多の兵藤組若衆・海津健三の許に身を寄せることになった。福岡においても銀次は暴れまくった。鹿谷組々長・鹿谷彌肋の情婦・陽子を橫取りし、さらに溫厚な高須組々長・高須有三が後見する運送會社を破壊した。さらに、鹿谷組の賭場で侮辱をうけた鉄次は、賭場を荒しまくった。そして、恐怖にかられた鹿谷は河島組々長・河島元哉に助けを求めたため、事態は急変していった。一觸即発の空気が福岡に流れた昭和三十六年一月十六日午前十一時、陽子と一緒に旅行の準備をしていた銀次は、久留米の二人の米田組々員が放った4発の銃弾に撃たれて即死した……。こうして銀次暗殺事件により史上最大規模といわれた、兵藤組九州進攻作戦の火ぶたが切って落された……。